Not yet, Thinking.

モバイル環境が気になってしょうがない、意識低い系SE屋

Windows10 モバイルホットスポット 5GHz

結論から書くと

  • IntelチップのWi-Fiアダプタの場合、法律の制限でモバイルホットスポットで使う場合は2.4GHzのみになってしまうので、Realtekなどのチップを搭載したアダプタを使おう
  • ドライバはWindows標準ではなく、メーカー専用のドライバをつかう

 

以前、Thinkpad内蔵の無線LANをモバイルホットスポットにしようと試したが、2.4GHz帯は出来るものの5GHz帯の場合「選択したネットワーク帯域は利用できません。別の帯域を選択してからやり直してください。」というエラーが出てしまっていた。

 

ThinkStationのセットアップをしていて改めて調べていたとろこ、IntelWi-Fiアダプタを利用しているという記載が多かったので、もしかしてIntel以外では上手くいくのではと思い、ほったらかしだった「TP-Link Archer T2U Nano」というUSB接続のアダプタで試してみた。

f:id:UZO:20200713125330j:plain

TP-Link Archer T2U Nano

 

ドライバがMicrosoftのもので試してみたが、アダプタの利用帯域を「802.11a/n/ac」に固定しても、5GHzは使用できなかった。

 

そこで、TP-Linkから専用のドライバをダウンロードした上で同様の設定をしてみたところ、モバイルホットスポットの設定でネットワーク帯域の選択が出来なくなったが、実際動作させてみると5GHzで動作することがわかった。

 

スマートフォンからWi-Fiアナライザで5GHzを使用していることを確認している。

 

ということで、出先にルーターを持っていかなくても、WWAN付のThinkpadだけで5GHzのWiFiルーター機能を追加することができた。

 

アダプタの設定など

ネットワークアダプタのプロパティで「Wireless Mode」を「IEEE 802.11a/n/ac」に設定する。

あとはモバイルホットスポットの設定でSSIDとパスワードを設定する(帯域は選べなくなる)

f:id:UZO:20200713124948p:plain

TP-LinkのWireless Modeの設定

f:id:UZO:20200713125054p:plain

モバイルホットスポットの設定