ノートPC(Thinkpad)でWWAN①
部品調達
今使っているノートPC(Thinkpad T480)にはSIMスロットが存在する。残念なことに、Thinkpad T480の発売直後に買った為、WWANオプションの選択が無くWWANカードとWWAN用アンテナが未搭載のモデルなのだが、とりあえずSIMスロット自体はマザーボードに直付けされているのでWWANカードとWWAN用アンテナを調達することにした。
WWANカードはFibocom L850-GLというものでドコモであれば問題無く動く。最近あまり使っていなかったeBayで調達、送料込みで約11000円。注文から到着までは約2週間だった。
L850-GL | お客様サポート | 法人のお客さま | NTTドコモ
WWANアンテナはハードウェアメンテナンスマニュアルによると、FRUが01YR494と01YR495だったので、こちらは最近ちょこちょこ使っているAliexpressで互換品を調達、送料込みで約3600円。注文からもうすぐ2ヶ月経とうとしているが、実はまだ届いていない。
WWANアンテナが無いWWANカードの動作確認が進まない為、Amazonで汎用の4G用WWANアンテナを別途購入した。(現在は、在庫無しのようだ)
右中央にWWANカードとそこから2本の汎用WWANアンテナが伸びている(SSDの上に1つ、中央下に1つで、この場所はバックパネルに吸気口がある)。
このアンテナは線が12cmしかない為、無理矢理ではあるけどボディ内の吸気口付近の隙間にカプトンテープで仮止めしてある。(アンテナの裏は両面テープがあるが仮なので接着はしていない)
L850-GLのアンテナ端子は「MHF4」というものでこれがかなり小さい。昔からよく見ていたアンテナ端子と比べても非常に小さくて、最初にアンテナ線をWWANカードに取り付ける際に、無理に押し込んでしまったからか端子が変形してしまった。
幸いにも、カメラのフィルム確認用のルーペと先の細いピンセットが有った為、歪みを直せたがこういった細かい作業ができる道具がないと直すのは不可能に近い。
Windows10での認識と接続
アンテナが挿さったところで本体を戻しSIMカードを挿してセットアップをしていく。
Windows10にWWANカードを挿すとドライバが自動的にインストールされ「NTT docomo(LTE)」として認識された。
プロバイダがMoperaとなっていてそのまま通信が出来る状態だった。使った回線はMoperaを契約しているので、それが自動認識されたようだ。
ただMoperaを契約していないSIMを挿したところ「NTT docomo(UMTS)」または「NTT docomo(HSDPA)」 と認識されLTEとはならなかった。
ネットを徘徊してみたところ下記の記事を見つけ、spmodeの設定をしたところ無事「NTT docomo(LTE)」として認識された。 とくにAPN作成時にAPNの種類を「インターネットおよびアタッチ」を選択する必要がありそうだ。
Surface Pro LTE が携帯電話ネットワークに接続しない | NABENAVI.net
DocomoのSIMでLTE動作したAPNの設定(spmode)
- プロファイル名:(任意)
- APN:spmode.ne.jp
- ユーザー名:(なし)
- パスワード:(なし)
- サインイン情報の種類:CHAP
- IPの種類:既定
- APNの種類:インターネットおよびアタッチ
②につづく予定